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執筆者の写真wakohds

職場に「U」「F」「O」???

更新日:7月24日




こんにちは。 Web担当兼採用教育担当の ディア です。


皆さん、職場の「U」「F」「O」をご存知でしょうか。空飛ぶ円盤…とかではありません。職場の「U」「F」「O」です。


まず、「U」。Uは「うっかり」のUです。


わかっていること、知っていること、よく馴れた作業でも気を抜いていると、「うっかり」間違えてミスをしてしまうことがあります。


次は「F」です。Fは「不安」のFです。


本当にそれで正しいのかどうか判断できない。どちらかわからない。そういった「不安」はできるだけ早く解決し、明確なルールの上で作業を行いましょう。


次は「O」です。Oは「おうちゃく」のOです。


確認や手順などルールとしてちゃんと決まっていることを、「おうちゃく」せずに細かい確認を確実に行うよう心がけましょう。


余談ですが、我々の携わる建設業でも、面倒だからといって省略したり、うっかりとミスをしてしまうと大きな事故に繋がることがあります。


「正常性バイアス」をご存じでしょうか?


正常性バイアスを説明しますと、おおまかに下記のような特徴があります。

「リスクの過小評価」

「楽観的な見方を維持する」

「ストレスレベルを適度に保つ」

となります。


一見すると、このバイアスは人々に誤った判断をもたらすと思われがちですが、その一方で、適度なストレスレベルを保つために必要な生存戦略でもあります。


正常性バイアスの役割は主に二つあります。


一つ目は、予期せぬ事態や危険に対する恐怖や不安を緩和すること。


例えば、自分が健康体であると信じることで、病気になる不安を減らす、といった形です。


二つ目の役割は、情報過多からくるストレスを減らすこと。


私たちは日々膨大な情報に晒されています。その中で、何が重要で何が無視できるのかを判断するのは容易なことではありません。

正常性バイアスが機能し、未知の情報や予想外の情報を「普通」の範囲内と解釈することで、情報過多によるストレスを軽減してくれます。


具体的な例を見ていきましょう。


日常生活の例…

自分の経験や常識を適用し、現状がすぐに「正常」に戻るという思考傾向が見られます。

「少し体調が悪いけど、明日にはきっと治っているだろう」と楽観的に考えた経験がある方もいらっしゃると思います。

それは、事態が「正常」に戻ると信じているからです。


災害事象の例…

過去に大きな災害がなかった地域での避難行動の遅れが挙げられます。

人々は「これまで大丈夫だったから今回も大丈夫」という思考に陥り、必要な行動をとらない傾向があります。


健康被害の例…

「自分は健康だから大丈夫」と病気のリスクを過小評価してしまいます。


正常性バイアスとは、物事が普通の範囲内、あるいは期待する状態で進行するという予測に基づいて行動や判断を行う傾向のことを指します。


人間は自然とこのバイアスに頼りがちですが、リスクを適切に評価し、対策を立てるためには、その存在を認識し、制御することが重要となります。


正常性バイアスについて知り、あらゆる状況を想定し、行動指針を作り、思考停止をせず、

考え続ける事が正常性バイアスを上手に制御し、より良い意思決定を行うことが可能になるのだと思います。


本日もご安全に!

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