top of page
検索
執筆者の写真wakohds

石綿作業主任者技能講習を受講しました。

更新日:7月22日


こんにちは。



Web担当兼採用教育担当の ディア です。


弊社には、社員のスキルアップ・キャリアアップを目的とした「資格取得補助」の制度があります。


自己研鑽として各種資格を受験される方とは別に、日常業務で使用又は必要とされる資格や特別教育等は取得・受講をお願いしています。


今回は、【石綿作業主任者】の技能講習を受講しました。


このブログを見ていただいている皆さまは、石綿 より アスベスト の方が聞きなれていらっしゃるのでは?と思い込んでおりますが…


石綿(アスベスト)とは、天然にできた鉱物繊維で「せきめん」「いしわた」とも呼ばれているそうです。


石綿は、極めて細い繊維で、熱・摩擦・酸やアルカリにも強く、丈夫で変化しにくいという特性を持っていることから、建材(吹き付け材、保温・断熱材、スレート材など)、摩擦材(自動車のブレーキライニングやブレーキパッドなど)、シール断熱材(石綿紡織品、ガスケットなど)といった様々な工業製品に使用されてきました。


しかし、石綿は肺がんや中皮腫を発症する発がん性が問題となり、現在では、原則として製造・使用等が禁止されています。


石綿を使った建材製品は1955年ごろから使われ始め、ビルの高層化や鉄骨構造化に伴い、鉄骨造建築物などの軽量耐火被覆材として、1960年代の高度成長期に多く使用された過去があるようです。


1975年「特定化学物質等障害予防規則の改正」が施行され、アスベストの含有率が5%を超えるような施工が禁止されます。1995年になると「労働安全衛生法施行令」が改正され含有量が重量の1%を超える場合は吹き付けが禁止されました。


2012年3月からは完全に製造・使用は禁止となります。規制の歴史から、建築年数で石綿がどの場所にどれだけ使われてるか、ある程度判断できるようです。


石綿は繊維状の鉱物で、ほぐすと髪の毛の5千分の1という細さで、肺に吸い込むと、中皮腫、肺がん、石綿肺などを引き起こします。


その発症までの潜伏期間は10数年から50年程度とされ、「静かな時限爆弾」とも呼ばれているそうです。。


2012年3月からは完全に製造・使用は禁止となりましたが、それ以前の建物には今も建物内に大量に残っている可能性があります。


昨今のニュースで報道される事がありますが、近い将来、南海トラフ巨大地震や首都直下地震などが起き、石綿を使った建物の倒壊や解体で大量に飛散する可能性もあります。


万が一の災害時に備え、粉じんやアスベストに適合した防塵マスクの備えをおすすめ致します。


何より、健康被害を起こさない為にも、きちんとした知識を身に着け、安全第一で業務を行っていきたいと思います!



閲覧数:5回0件のコメント

コメント


bottom of page