top of page
検索
執筆者の写真wakohds

「雑用」を侮るなかれ

更新日:8月7日




こんにちは。 Web担当兼採用教育担当の ディア です。


雑用とは、細々としたいろんな用事のことですが、今回はそんな「雑用」についてのお話です。


「雑用」という言い方はあまり好きではないのですが、わかりやすいようにあえて雑用と表現いたします。


スキルや知識がなくてもできる仕事なので、「〇〇持ってきて!」など少ない言葉で指示が出せます。


仕事をしやすい環境を整えるために必要な仕事なので、雑用はビジネスにおける「縁の下の力持ち」と言えるでしょう。


雑用には幅広い仕事があり、どこまでの仕事を雑用とするかは会社によって様々です。


実際に、仕事を覚えられていない新入社員をいきなり即戦力として働かせることはなかなかできません。


なので、新人さんがはじめに命じられる仕事は、いわゆる「雑用」といわれる業務であることが多いと思います。


雑用と言われると聞こえはあまり良く無いかもしれませんが、その作業の中には仕事の本質が沢山含まれています。


作業をする本人の考え方次第で、後の成長に大きく関わってくる大切なことだと思います。


新人さん向けの内容になっていますが、経験を積んだ方にとっても大切な考え方だと思うので是非最後まで読んでみて下さい。


個人的な意見ですが、「補助作業」と「整理整頓」が重要ではないかと考えています。


「補助作業」とは、メインで作業をしている人のサポートで必要な工具や材料を準備したり渡したりすることで、作業をスムーズに進めることができます。


よく先輩から「あれ持ってきて!」と言われバタバタと動き回っている新人さんも多いと思います。慣れない工具や材料を準備するのに必死になりますよね。


補助作業からは物の名前を覚える事と、先輩の作業をみて手順を覚える事に大きな意味があります。


言われてから準備するのではなく、率先して先輩を補助できるようになるように慣ればかなりレベルは高くなっていると思います。


補助作業は物と作業手順を覚える大切な事ではないでしょうか。


「整理整頓」は…そのままですね。


現場では資材や保管場所の管理を任せられることがあります。


どの作業にどの資材・工具を使うのかを知り、区別・分別する事で整理整頓から作業の種類を学ぶことができます。


見慣れない資材や工具は先輩に聞いてみるとか、カタログで調べてみるなど一本踏み込んだ行動を取る事で大きく成長につながります。


また誰が見ても分かるように整理整頓することで、他の人への気遣いにもなります。


現場では自分の会社以外にも応援という立場で、別の会社の職人さんと一緒に作業することが沢山あります。


応援の人がいきなり保管場所に来ても必要な資材や工具がすぐに取り出せる環境というのはとても大切です。


整理整頓からは自分の成長と、気遣いを学ぶ大事な作業です。


現場作業員とは、建設現場で働く人の総称です。


対して職人とは、確かな技量と知識・経験をもったその道のプロフェッショナルを指します。


つまり現場作業員というカテゴリの中に職人が含まれているということです。


ここで気になるのが、現場作業員と職人をどうやって区別しているのか、また現場作業員は知識・経験がないということなのか、という2点でしょう。


結論を述べると、2者を隔てる明確な基準やルールはないと思います。仕事が上手いと感じた人に対する、個人的な観測により定まっています。


また現場作業員が職人に劣っているかというと、そんなことはありえません。


何らかの作業に取り組んでいる人が「作業員」

対して、言われたことに自分の意志を持ちプラスアルファの行動ができる人が「職人」


具体的には、指示をうけた施工であっても効率よくできる施工提案をする、作業範囲の外であっても気を遣って作業をするなどです。


また一つ一つの作業に最善を尽くすため色んな切り口で試して挑戦する姿勢はとても大切です。


どうすれば速く、高品質で進められるかといった行動する人は現場でとても重宝されます。


言われた事をただするだけの人と、考えながら学び行動出来る人には雲泥の差が出ます。


新人さんには是非とも後者の職人を目指してほしいと強く願います。


【結論】雑用は仕事の本質を学べる大切な作業


筆者が業務にあたり、座右の銘をご紹介します。


戦国最強の騎馬隊を誇り、天下統一に最も近いと言われた人物である戦国大名の一人、武田信玄の名言です。


「一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る」


今感じている苦労は後の成長に大きな影響を与えます。日々の業務に疲れている人・新人さんに届けば幸いです。


では、本日もご安全に!

閲覧数:3回0件のコメント

Comments


bottom of page